優婆夷宝明神社(うばいほうめいじんじゃ)は東京は伊豆諸島の、八丈島にあります。
1000年以上前に創建されたとの記録があり、八丈島で御朱印がいただけるのはこの神社だけです。
神社の境内には町の天然記念物に指定されている、樹齢1000年のソテツ(蘇鉄)や、
島で唯一の石造のキリシタン灯籠が置かれています。
御朱印について
訪問するまえに宮司さんに電話して在社時間を確認することをおすすめします。
過去に何度か連絡したときは午前中に在社してることが多いとおっしゃっていました。
ツイッターのプロフには自宅の番号まで載せてくれています。
ツイッターアカウントはこちら
→優婆夷宝明神社ツイッター
限定御朱印情報
ありません。
オリジナル御朱印帳
ありません。
兼務社
なし
行き方・アクセス
八丈島空港から車で5分、徒歩35分
優婆夷宝明神社に最も近場のホテル満天望から車で2分、徒歩11分
町営バスでの最寄りバス停「大里」からは徒歩3分、
バスの運行間隔は最短18分、最長1時間40分、最終バスが18:25となっています。
詳しくは町営バスのサイトでご確認ください。
→八丈町営バス
住所と連絡先
〒100-1401
東京都八丈島八丈町大賀郷660-1
TEL:04996-2-1440
最寄り駅
町営バス「大里」下車
駐車場の有無
境内に駐車場有り。
正面の鳥居から神社沿いに右に進むと駐車場があります。
営業時間
8:00~17:00
神社について
八丈島の神社では唯一の東京神社庁管轄になります。
丸石に積まれた玉石垣に囲まれた境内にある拝殿は木造で
その奥にある本殿は石造ととても珍しい造りです。
書物には1000年以上前に建造されたとされる記録が残されており、
境内には町の天然記念物に指定されている樹齢千年とも言われるソテツもあります。
本殿の脇には石造の灯籠が配置されており、そのうちの1対がキリシタン灯籠です。
しかし、キリスト教が信仰されていたという記録はないらしく、八丈島でもこの1対しか確認されておりません。
このキリシタン灯籠は当時の石工・仙次郎が見様見真似で作った。
というお話を宮司さんから直接ききました。町郷土資料にもこのような記録があるそうです。
由緒・歴史
この神社には、事代主命(ことしろぬしのみこと)の八丈島の后(きさき) 優婆夷姫(うばいひめ)と、その子 古宝丸(こほうまる)が祀(まつ)られている。
事代主命は、出雲(いずも)(島根県)の大国主命(おおくにぬしのみこと)の子で、父に国を瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)(天照大神の孫)に譲ることを勧め、自らは国を出て三宅島(みやけじま)で亡くなったという。この神社は、千年以上前に編纂された延喜式神名帳(えんぎしきじんめいちょう)に記(しる)されている大変古いもの(式内社という)で、八丈島の総鎮守(そうちんじゅ)(郷社)とされる。社地には、稲荷神社など5神が祀られており、社殿内にはキリシタン灯篭(別名、織部灯篭。町文化財)などがある。
以下は東京神社庁HPからの抜粋です。
伊豆諸島は造物主 事代主命の一族と、命の八人の妃によって領有された。事代主命は三宅島に宮居を定められたが、その地で崩じた。妃の一人、八十八重姫(優婆夷大神)は八丈島に渡り古宝丸(宝明神)を生み、この二方が八丈島を繁栄させたという。
末社
優婆夷宝明神社の正面鳥居に向かって左側に少しあるくとみえてきます。
敷地の外側にあるので見落としがちですが、入り口には鳥居が建っています。
- 戸隠神社(天手力雄命)
- 三島神社(三島大神)
- 稲荷神社(倉稲魂命)
- 磯神社(大国主命)
- 松尾神社(月読命)
御祭神
- 優婆夷大神(うばいのおおかみ)
- 宝明神(ほうめいのかみ)
年中行事
【例祭】11月13日 例祭
お祭り
【例祭】11月13日 例祭
文化財
ソテツ
八丈島で最も古いソテツというわけではないが、樹齢・樹姿が記念物に値する美しさ
ということから町天然記念物に指定されている。
大きさは約5メートル。
キリシタン灯籠
嘉永七年(一八五四)に奉納されたこの灯籠は別名織部灯篭と呼ばれるが、キリスト教や茶道とは関係なく、島の願主達が名工の誉れ高い石工仙次郎(一八三四流罪、一八五六没)に、好きなように腕前を揮わせた作品と思われる。
八丈島ではキリシタン灯籠はこの一対しか発見されていない。町郷土資料(金石文)
昭・五五・八・八指定
八丈島大賀郷優婆夷宝明神社境内
この灯籠の足元にはマリア様が刻まれているそうですが。。。。
写真ではっきりとは確認できませんでした。
灯籠部分を拡大してみますが。。。。。
近辺のおすすめスポット
ホテル満天望
天照皇大神宮(三根)
八幡宮(三根)
天照皇大神宮(大賀郷)
為朝神社
八丈神社